「考えてプレーしろ」
サッカーの王様ペレは
「これでは遅い」
と言うのです。
『判断してプレーする』
ということは、目で見た情報を脳で分析し
それに適した動きをするよう筋肉に伝達して
はじめてプレーされるからです。
「特にゴール前では考えるよりも前に、もう
プレーしているようでなければ守備網を破れない」
と自分の経験を語ります。
サッカーの王様ペレは
「直感でプレーしろ」
と言うのです。
直感とは脳が考える前に
勝手に体が動いてしまうから早い。
どうやったら直感でプレーできるのか?
それは、数多くプレーするしかない。
そうして体に覚え込ませるのです。
多くのプレーを重ねていると、予想がつくようになります。相手の動きの先を読むことも可能になります。そして、それがもっと進化すると、考えなくてもプレーできるのです。
直感でプレーできるようになることを妨げる原因は周囲からの指示です。
「ああやれ」
「こうしろ」
「なんでこうしなかったんだ」
などの言葉を受けると次のプレーの時には
「どうやったら怒られなくて済むか」
と考えてしまいます。
参照
下田哲朗著 A・P・マリーニョ監修
サッカー王国ブラジルに見る「決定力」
この境地に達するための目安が、
毎日3時間365日、約10年で達する
1流プロ選手への条件
「10000時間の法則」
と言えるのではないでしょうか。