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2020.12.10
ゴールデンエイジからの『目標設定』の重要性(3月改訂)
マジーアメンタリティの原点は、高校生の頃図書館で手に取った一冊の本。「人間は自分が考えているような人間になる(E.ナイチンゲール著)」約2年の留学から帰国し夢破れ働き始めたばかりの頃、最初のマイカーよりも先に同じくらいの費用で購入した「ナポレオン・ヒル プログラム」で学び、その後のさまざまな行動・活動、読書などを経て現在に至ります。マジーア指導の特徴の一つには、このような背景から伝えられるメンタル的な要素も大きいと考えています。
これから記載することは、お子様を応援する際の大切な考え方の一つです。
眠った力を目覚めさせる
どんな子どもの中にも、力が眠っている。この力を呼び覚まさなければならない。そのためには目標を「そんなことできる訳がない」と思えるほど大きなものを掲げなければならない。今の頭の中にある手の届きやすい目標は、すでにある自分の力から予想したもの。それで「眠っている力」を呼び覚ますことはできない。
世界最大級の目標設定例
『FCバルセロナ、レアルマドリードで活躍する!』
そのための具体的な計画を立てると?
●外国人としてプレーするためスペイン語をマスターしておく
●小学生年代で地区トレセン、県トレセンに選出される
●中学生年代でナショナルトレセン東海、U-15日本代表に選出される
●15歳までに努力時間が1万時間を超える
●Jユースや全国レベルの高校からオファーを受ける。Jリーガーとなる
●U-17日本代表として世界大会で大活躍し欧州から獲得のオファーを受ける
●19歳で「バルサ・レアル」からオファーを受ける=数億円の価値の選手となる
以上のようなとてつもなく大きな目標を掲げ逆算しプランを立てると初めて見えてくる事は、小学生年代から「本当に無駄に出来る時間などない」と言うこと。セネカは言います。「時の速さに対抗するには、それを使う速さで競わねばならない」と。
一万時間の法則
マジーアは10000時間の法則を目標達成の大原則と確信し日々指導に当たっています。そしてさらに「何歳までに到達するか」や「時間の質と量」を追求し、カリキュラムを作成しています。私たちが小学生110分~120分、中学生150~180分のレッスン時間を確保する理由、それは世界を目指す若き原石を磨くのに1日60分や80分程度では明らかに足りないから。将来結果を出すことを求め目標から逆算し計画を立てると自主練習を含め毎日180分以上差し出す必要があります。(何かを得ようとするなら必ずそれに見合った代償を差し出さねばならない)
壮大な目標設定のメリット
子どもの壮大な目標設定(例えば日本代表になりヨーロッパで活躍する、など)の本当の価値は、それを達成することだけにあるのではありません。目標を設定することの価値は、それによって目標を達成できるような人間になるように、自分を自分が押し上げる効果を『目標設定』自体が持っていることにあるのです。目標を達成しようと己と戦うプロセスを繰り返せるだけの能力と、知識と、経験を自分のものにして行けるからなのです。大切なのは「目標設定」をし、それを実行することによって得られる能力、知識、経験、リーダーシップなどの、目に見えない財産だ、ということなのです。
本気の人間に限って言えば中学生以降、学力で東大を目指すなら東大を目指す人と、サッカーでプロを目指すならプロを目指す人と一緒にいた方が良いです。そのための進路(進学先)を視野に入れ計画を立て、究極は世界一(の選手=バロンドール)を目指す。そのためには、毎日自分の「テクニック・フィジカル・メンタル」の潜在能力を最大限、引き出しておかなければなりません。世界にはさまざまな環境から生まれる超人がひしめいています。日本の一般的な常識は通用しません。
小学生の子どもが、もし真剣に「夢を叶える覚悟」があるのであれば、子どもの夢への道は「時間との勝負」です。人間には寿命、ゴールデンエイジには期限(12歳頃まで)があります。あなたが行動するのを躊躇(ちゅうちょ)していると、時間が子どものチャンスを一掃してしまいます。あなたは優柔不断を許さない相手(時間)と勝負をしているのです。
成功しない人間のタイプには2種類あると言われます。言われたことをやらない人間と、言われたことしかやらない人間。もし所属チームの練習だけでプロになれるなら毎年先輩がなっているはずです。他人と同じではなく自分は自分で磨き(自主練習)、リスクを乗越え自分で自分を売り込む(行動)。我々を含め身近なサッカー関係者の誰も子どもの未来を保証などしてくれません。子どもが実行した行動、練習の質と量、そしてその練習に込めた魂が結果を大きく左右するのです。
「努力、忍耐力、そして行動力」
マジーアのレッスン序盤は側から見ると地味かも知れません。しかしこの時間は長年培った子どもたちに対する細かな仕掛けが散りばめられており、我々にはどうしても必要な時間です。心構えを説き、語学や計算で脳を刺激し、人並み以上に頑張るかは自分で選択する、他者の上達を妨げるプレーは許されない、などを同時に学ぶ独自のメンタルトレーニングでもあります。大切なのは決して技術だけではありません。
努力せずレギュラーが確約され、行動なしにプロになれる人間などいません。子どもを大成させるエネルギーは子どもの心の中にあるのです。ある偉大な先人は大成するには三つの要素が必要だと言います。それは「努力、忍耐力、そして行動力」なのだ、と。
究極の極意=「まず日本一になる」と決めること
スラムダンクで安西先生が流川君に言ったように、海外挑戦を言う前に「まず日本一の選手になりなさい」ということ。今思えば、高い素質の選手もいた。結局、一言で何が違ったかと言えば、本気で日本一になるということが自分の目標になりきっていなかったから。潜在意識に落とし込めていなかった。真剣さのレベル、努力のレベルが違う。「日本一になる」と決めてから、実現させるためのプランを立て、心・技・体の別に鍛えていく。3年間という期間を決めて必要なスケジュールを割り出す。意識レベルを最高まで高めようと努力しなければ勝てない。その大切なことに多くの人は気付かない。本当に勝ちたければ、どういう勝負をしたいのかを明確にしなければならない。