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2021.05.13
新入生最初の4レッスンが終わりました
2021年度、新学期がスタートし最初の4レッスンを終え、新入生は一通りレッスン進行の流れを体感したことと思います。4レッスン共通の技術テーマを、1週目:シュート 2週目:センタリング 3・4週目:ドリブル突破、と毎回応用トレーニング内容が変わるので、特に新3年生の子にとっては大変だったと思います。まず毎回初めてのトレーニングの流れ、そして新たな「足元技術」をおぼえること、さらにミニゲーム時のルールも複数あること、など子どもの脳は常にフル回転している状態だったと思います。
現在100名以上いるスクール生は全員、この最初の「混乱の洗礼」を乗越えており、痛いほど新入生の気持ちがわかっているので、半年以上在籍している子の中には新しい子たちにルールなどを教えてあげられる(アウトプットできる)選手も出てきています。その状態はその場ではそう思わなくとも、このタイミングだけの「視点を変えてトレーニングの理解を深められる」良い好機となります。
ただ、指導する側も、新入生の多くが一通りの流れをおぼえるまでは、なかなかレッスンの進行がスムーズにはいきません。車やエアコンの動き始めに一番パワーを必要とする状態に似ています。しかし、徐々に進行の流れやスピードに慣れてくると、技術の習得に集中することができるようになってきます。
マジーアでは、全てが最後の特殊ルールミニゲームに繋がるよう「心・技・体」あらゆる方向から課題を細分化してアプローチし、長期的なスパンで新たな課題(個人技術・個人戦術・グループ戦術)を学んでいきます。その行程として、以下の4つの段階を踏むことになります。
① 新たな課題に取り組み始め、ルールや動きを学んでいる状態 → 頭でまだ理解できておらず実践出来ない
② 学んでいることが頭では理解できてきたが「意識的」でもまだ実践がままならない状態
③ 学んでいることを頭で理解でき「意識的」に実践できるようになってきた状態
④ 学んでいることを「自動化・無意識的」にできるようになっている状態
マジーアでは60レッスン(1年半)で1周するカリキュラムを青い鳥、火の鳥の計120レッスン(計3年分)用意しており、4回1セットで新たな内容へ進みますが、4回を終えた段階で、神経回路の開発を上記①や②の段階で次の課題に進むのか、③の状態で進むのかで差が発生し、またその差は蓄積されていきます。
個人差や個々の都合があると思いますが、別のコラムにもあるようにゴールデンエイジは時間との勝負です。できるだけ①や②ではなく③の状態で次のテーマへ進めて行くことが望ましいです。ただ多くは④に到達する前にトレーニングを止めてしまいます。小学校を卒業するタイミングや学年が上がったタイミングで誰もが都合良く③の状態から④になる訳ではありません。ジュニア年代では「上達の喜び」を日々感じ、自発的に技術を磨き続けることが大切です。
最初は「できない」「わからない」は当たり前です。あせらずに上達を楽しんでください(^o^)