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2023.08.27

無知な指導者がもたらした弊害

以下、バルセロナトレーニングメソッド(ラウレアーノ•ルイス)から引用

 1966年のW杯以降、トレーニングについて無知な指導者たちが、サッカーに陸上(アスレチック)を導入しました。その代表例が、ファウルトレック(急走、緩走を繰り返す訓練法)、インターバル、長距離走でした。
〜中略〜
サッカーで重要な資質は、加速力や瞬発力、そして小さなスペースを俊敏に動くことができる力です。例えばダッシュ、ストップ、ターン、方向転換やジャンプなどの動きです。長くゆっくりとしたジョギングは、サッカー選手に必要な動きと相反する動きで、場合によっては、選手の最良のフィジカルコンディションを損なう可能性もあります。

サッカーにおける一番良い学習方法は?

 サッカーで最高レベルに到達するには、小さい頃からサッカーを始め、1日3〜4時間のトレーニングを10年間行う必要があるでしょう。トレーニングとは、選手の数に関係なく試合をすること、1人でボールをコントロールすること、偉大な選手たちのプレーをビデオで観ることです…
〜中略〜
選手たちに技術を習得させる、つまり自身の身体を思い通りに動かすことと、ボールを自由自在に扱うことを学ばせたのです。トレーニングセッションの中で、ドリブルする技術、ボールをコントロールする技術、パスする技術、様々な姿勢でシュートを打つ技術を指導し始めました。短い時間ではなく、じっくりと指導を行うことで多くの選手たちは高い技術を習得します。技術を洗練するためには、繰り返しのトレーニングが必要です。

育成年代で目につく「プレーをしない」サッカースタイル

 現代でも多くの指導者が犯してしまう過ちなのですが、育成年代の選手のトレーニングはトップのカテゴリーと全く異なるものでなければなりません。
〜中略〜
サッカーを始めたばかりの子どもには早期から専門的なトレーニングが必要です。ボールをコントロールすること、プレーのロジックと意図について学ぶ必要があります。子どものトレーニングで一番大切なのは、技術、戦術にフォーカスしたトレーニングです。
〜中略〜
 育成年代における指導、選手たちの学習に関する大きな問題について説明します。多くの監督は試合に勝つことだけを目的として選手たちに指導しています。その指導例は次のようなものです。

⚫︎背の高い選手、早熟の選手を起用し、ヘディングでプレーさせる。
⚫︎屈強な選手で、ゴールからの距離を考慮することなくどこからでも強いシュートを打たせます。大きなゴールを守る小さなゴールキーパーがいる状況では、簡単にゴールが決まるでしょう。
⚫︎スピードと持久力があり、個人プレーで突破させる。
⚫︎強くて、勇敢で、相手のプレーをフィジカルコンタクトで潰させる。

 これらの資質に頼る指導をすることで、他の手段について習得できる可能性を消し去ります。結果として、選手たちが成長し、高いレベルの対戦相手と対峙すれば、単調なプレーで相手の守備を破ることはできないでしょう…

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